ケロイドの治療方法として病院で行う手術があります。ケロイドはピンク色であることから分かるように、皮膚がなく組織がむき出しの状態です。
そのため、手術でケロイドの盛り上がった部分を除去した後は、健康な皮膚を移植してやる必要があります。
そのため、皮膚のタイプが似た部分から健康な皮膚を持ってきて移植する処置がとられます。もちろん皮膚を提供する部分はしばらく皮膚がない状態になりますが、通常はしばらくしてまた再生してきます。
しかし、この方法にも少し問題があります。ケロイドというのは、その人の肌質により出来具合が左右されます。元々皮膚が弱い人は、ケロイドになりやすく、手術をしてもまたそこが、移植の元となった皮膚部分がケロイドになる可能性があるのです。
それに2,3cmのケロイドでも、手術ということで数日~1週間の入院が必要になります。
このように、ケロイドの手術は、手術を行ったからといって完璧に治るという保障はなく、時間的制約もある治療方法なのです。そのため、顔など目立つ部分の場合、手術という選択はよく考えてから行う必要があるのです。